オスバンSでパイプ枕の消臭に挑戦！

トレーニングウェアや短パンのような化繊の衣類についた臭いは、洗濯をしてもなかなか取れないですよね。

オスバンSという医薬品（消毒剤）は、このような頑固な臭いの消臭にとても効果があります。
オスバンSを使うと、衣類にしみついた臭いがキレイに無くなるのです！

囚人筋トレをする時に使う速乾性のTシャツや短パンも、オスバンSのお世話になっています。
筋トレでは汗もたくさんかきますし、洗濯後に部屋干しをすることも多いですが、オスバンSを使うと臭いは全然気になりません。

今回は、パイプ枕についてしまった臭いが取れるか試してみました。

オスバンSとは？

オスバンSとは逆性石鹸液です。
逆性石鹸とは、せっけんや洗剤と逆のイオン（陽イオン）を持つ界面活性剤なのですが、簡単に言うと殺菌消毒剤のことです。
ちなみに、第3類医薬品に分類されている医薬品になり、ドラッグストアや薬局で購入することができます。（amazonや楽天でも購入可能です）
価格は700円程度です。

このオスバンS、パッケージに書いてある主な用途は以下になります。

①手指の殺菌消毒
オスバンSを水で100～200倍に薄めた液で手指を洗う。

②創傷面の殺菌消毒
オスバンSを水で400～1000倍に薄めた液を使用し、患部を洗う。もしくは脱脂綿ガーゼなどに浸して患部に軽く塗る。

③食器や器具類の消毒
茶碗、皿、コップなどの食器や調理器具を水洗いして、オスバンSを水で200～500倍液に薄めたものに5分以上浸す。 

④家屋や乗り物などの消毒
床、畳、家具、浴槽、便所などに、オスバンSを水で200～500倍に薄めたものを雑巾に浸して拭く、もしくは霧吹きを使ってで噴霧する。

⑤ゴミ箱や冷蔵庫の消毒
オスバンSを水で100～200倍に薄めたものを噴霧する。

…殺菌消毒に効果があるようですが、「衣類の消臭」とはどこにも書いてありません。

ですが、このオスバンSを使うと、どんなに洗っても取れなかった衣類のニオイが、驚くほど取れるのです！！

オスバンSの使い方

オスバンSは、そのままでは使うことができず、水で薄めて使います。

衣類の消臭の場合、私は500倍に薄めています。
オスバンSのキャップが1杯で約5mlなので、500倍に薄める場合は、キャップ2杯分を水5リットルで薄めることになります。

この希釈した水の中に衣類をつけ込むだけで、消臭することができます。

ちなみに、オスバンSの濃度をもっと高くして使ったこともありますが、効き目は変わりませんでした。
逆に、衣類の生地が傷んでしまう可能性もあるので、500倍程度でいいのではないかと思います。

つけ込む時には、百均で買ったバケツを使っています。

10リットルのバケツは百均で買っても150円(税別)しますが、一度に多くの衣類をつけ込みしたいので、大きめのバケツにしました。
この大きさだと、ジャージの上下と、Tシャツを3枚入れることができます。

上の写真のバケツは、オスバンSの漬け込みをするためだけに買いました。
ちなみに、浴槽や洗濯機にオスバンSを入れて使う方もいるようですが、オスバンSは強い薬品なので、使うことで風呂や洗濯機の表面や内部に支障が出るかもしれません。
ネットで調べてみても、オスバンSを使うことで風呂や洗濯機に支障が出ているという情報はありませんでしたが、万一のことを考えると、ダメになってもいいバケツや桶を使った方がいいと思います。
特に、洗濯機の場合は、残っている洗剤とオスバンSが反応してしまうことで、オスバンSの効果が薄れてしまう可能性もあると思います。

使う時の注意点

1　素手で触らないようにする

オスバンSは水で薄めて使いますが、キャップが満タンになるまでオスバンSを入れてしまうと、オスバンSがあふれて、手についてしまうことがあります。
刺激が強い薬品ですので、使う時はゴム手袋をした方がいいと思います。

ちなみに、私は調味料を計るための小さい計量カップを百均で買ってきて、オスバンS専用の計量カップとして使っています。


目盛りが付いているので量も正確に量れますし、これならオスバンSがあふれてしまうこともないので、オススメです。
（小さじ1杯が約5mlです）

2　衣類をすすいでおく

オスバンSはせっけんや洗剤と逆のイオンを持っているため、せっけんや洗剤と一緒に使うと、お互いの効果を打ち消し合ってしまい、効果が無くなってしまいます。

つけ置きをする衣類はよくすすいで、洗剤やせっけんをしっかり落としておきましょう。

ちなみに、私は通常の洗濯をした後でオスバンSを使っていますが、特に問題なく使えているので、オスバンSのためだけに追加ですすぎをする必要はないと思います。

3　つけおき後もよくすすぐ

オスバンSのつけ置きが終わったら、きれいな水でよくすすぎましょう。

オスバンSが衣類に残ったまま洗濯してしまうと、洗剤の効果が無くなってしまうので、つけ置き後は水でよくすすいでから洗濯してください。

パイプ枕を消臭してみました

枕の臭いが気になっていたので、オスバンSで消臭できるか試してみました。

これまで、衣類の消臭でオスバンSを使ったことはありましたが、枕には使ったことがありませんでした。
オスバンSを使うと、衣類はビックリするくらい臭いが取れるので、パイプ枕にも効き目があることを期待しましょう。

まず、枕のカバーと布地を外します。

10リットルのバケツを用意しましたが、一度に全部は入りきらないので、パイプの一部を洗濯ネットに入れて、2回に分けてつけ置きします。

つけ置きするときは、空気を抜いて全体が水の中につかるようにしました。
こんな感じで、約1時間半つけ置きしました。

つけおきの後は、よくすすいでオスバンSをしっかり流します。
パイプ枕の場合、ストロー状のパイプの中に水気が残ってしまうので、何回もすすぎました。

水気をよく切って、外に干しました。

約半日くらい干して、ニオイをかいでみると、

…全く臭いません！
消臭成功です！！
また、パイプがヘタってしまったり、枕の生地が傷んでしまうということもなかったので、パイプ枕もオスバンSで消臭できることがわかりました。

今日はキレイな枕でグッスリ眠れそうです！