40代の転職①(人材エージェントとの付き合い方)

私は、これまでに3回の転職経験があります。

このブログのタイトルは「40歳からのチャレンジ」ですが、転職も40歳で挑んだチャレンジの一つでした。
40歳になってからの転職は、20代の頃とは違い、いくつかの壁がありました。最終的には、複数社から内定を頂くことができましたが、40歳の壁をどのようにして乗り越えたか、何回かに分けて、そのコツを書いていきたいと思います。


今回は、転職エージェントとの付き合い方について書こうと思います。

転職エージェントに登録すると、まずキャリアアドバイザーとの面談が行われると思います。

いい転職をするためには、キャリアアドバイザーと最初に面談を行う前に、しっかりと準備をする、それも本番の面接以上に力を入れて準備するべきだと考えています。

その理由は、キャリアアドバイザーに評価してもらうことで、転職エージェント内での選考を有利にするためです。

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1.キャリアアドバイザーとの面談前にしっかり準備をするべき理由

1 普通の人は準備しないけど…

転職エージェントに申し込みをすると、履歴書や職務経歴書を提出して、キャリアアドバイザー(呼び名はいろいろありますが、企業との窓口になってくれる人のことです。ここでは「キャリアアドバイザー」に統一します)との面談が設定されると思います。

キャリアアドバイザーとの面談では、綺麗なオフィスに入り、リラックスした雰囲気の中で、アドバイザーが優しく話を聞いてくれるので、つい現職の愚痴や、転職する理由(建前はキャリアアップだけど本当は人間関係をリセットしたい、等)について、本音でグダグダと語りたくなると思います。
キャリアアドバイザーも、穏やかに話を聞いてくれて、特に相手が異性の場合は魅力的な人も多いので(笑)、ついポロリと本音が漏れてしまいがちです。

また、人材エージェントに申し込むくらいなので、漠然とした転職理由は持っていると思いますが、

・自分の強み・弱み
・今後伸ばしたいキャリア、それを実現するために転職先に求める条件
・転職における希望条件の順位づけ

等の具体的な質問への答えについては、多くの人があいまいなまま、あるいは全く考えずに面談に臨んでいるのではないかと思います。

もちろん、自分の希望に合う会社を紹介してもらうためには、本当の気持ちを話してキャリアアドバイザーに理解してもらう必要があります。
また、相手はその道のプロですので、こちらの本音をうまく聞き出そうとするため、つい余計なことも話したくなってしまうと思います。

ですが、キャリアアドバイザーに対して良い印象を持ってもらえるように、私は面談前にしっかり準備をする、また建前と本音を使い分けることが大事だと思います。
(具体的に何をすればいいかは後述します)

その理由は、企業に申し込むと、まず転職エージェント内で選考が行われるからです。

2 転職エージェント内での選考がある

キャリアアドバイザーや転職エージェントは、あなたのような転職者の支援も行いますが、その一方で、採用する企業からは、良い人材を紹介するようにプレッシャーをかけられています。

キャリアアドバイザーからあなたに合いそうな会社を紹介されて、申し込みを行うと、まずは転職エージェント内で選考が行われます。
転職エージェント内では、求人票には出てこない基準での足切り(年齢や転職回数など)がまず行われ、その後企業に推薦できる人材か否かを転職エージェントが判断し、それに合格した候補者のみが企業に推薦され、その後企業側で書類選考が行われる、というステップになっています。
つまり、転職エージェント経由で企業に申し込みをすると、目には見えない0次面接があるのです。
※転職エージェント勤務者から聞いた話と、転職を3回していて、かつ人事部にも所属していた私の経験から、そのように考えています。

企業の立場からすれば、多くの応募がある中で全員と面接することはできないですし、なるべくいい人材だけと面接したいという意向があると思います。
その意向に応えるために、書類だけではわからない人間性や本音の転職理由も含めて、人材エージェントの段階でフィルターにかけることで、一定レベル以下の応募者を落とす役目を転職エージェントが担っているのです。

つまり、もし面談でキャリアアドバイザーからの評価が悪いと、企業に推薦してもらえない、あるいはイザと言うときに押してもらえなくなる可能性が高くなるのです

過去の転職活動時に、前の日の夕方にある企業に応募して、次の日の朝10時過ぎに不合格の連絡があったことがありました。
ほぼ半日という短期間で、
エージェントから企業に書類を送る
→企業が履歴書や職務経歴書に目を通す
→企業が「コイツは不採用」と判断する
→エージェントに不合格の連絡をする
というプロセスを行うのは無理だと思いますので、この場合はキャリアアドバイザー内での選考で落とされたのだと思います。

2.キャリアアドバイザーに評価してもらうために

では、キャリアアドバイザーに評価してもらい、先の選考に進める可能性を高めるためには、何をすればいいのでしょうか。

①入念な準備

二人の候補者がいるとします。

・一人は転職についてあまり考えがまとまっていない

・もう一人は明確かつ前向きな転職理由があり、自分のこれまでの経歴を踏まえて、希望する業界や職種、目指すキャリアについてもはっきりしている

この二人の候補者がいて、他の条件は全く同じだとしたら、あなたはどちらの候補者を企業に推薦したいと思いますか?

当然、後者だと思います。

転職サイトを見ると、「まずは気軽に相談してください」などと書いてあるので、軽い気持ちで面談に行ってしまうと思いますが、これは敷居を下げてたくさんの候補者を集めたいからそう書いてあるだけで、実際には集まった人の中からいい人を選ぶことを忘れないでください。

私は、キャリアアドバイザーと初めて面談する前には、企業との面接以上に準備をしてから、面談に臨んでいました。

例えば、いわゆる一般的な面接本のQ&Aを読んで、自分なりの答えをワードに書くことで、オリジナルの質疑応答集を作成して、その内容を面談までに覚えるようにしていました。
私は面接で上がってしまいうまく話せなくなることが多いので、よく聞かれる質問は暗記した方がいいと思い、ワードに書き出して、電車の中で読み返して暗記しました。
また書き出すことで、自分の回答を客観的に見直すことができるので、内容のブラッシュアップにも役に立つと思います。
(質疑応答集の具体的な内容については、別の記事にまとめたいと思います)

これは、普通は企業との面接前までに行うことですが、このくらい徹底的に準備することで、「コイツは本気で転職したいんだ」「よく準備しているな」とキャリアアドバイザーに思ってもらえましたし、また受け答えがスムーズで頭の回転が早い、いろいろなことを考えていて思慮深い、等の良い評価をしてもらえました。

2 建前と本音を使い分ける

転職をする理由はいろいろあると思いますが、企業での面接と同様、あまり本音を話しすぎるとマイナス評価につながると思いますので、建前と本音をうまく使い分けた方がいいと思いいます。

多かれ少なかれ、現状に不満があるから転職をするのだと思いますが、あまりにネガティブすぎる転職理由は、エージェント側でマイナス評価になることはあっても、プラスになることはありません。

これは一般的な転職サイトにも書いてありますが、例えば人間関係が良くないので会社を辞めたいとしても、キャリアアップのために転職したい、あるいは〇〇の仕事にチャレンジしたいから転職したい、など、聞いた人が前向きに納得するような転職理由を考えておくべきです。

また、それを企業だけではなく、キャリアアドバイザーに対しても言い続けることが大事だと思います。
キャリアアドバイザーは、あなたの転職活動をサポートしてくれる存在ですが、会社の代理人としてあなたと対峙している一面もあり、キャリアアドバイザーの評価次第で落とされてしまうことがあることを忘れないでください。

3 キャリアアドバイザーはお客様

私は、キャリアアドバイザーをお客様だと思って、接するようにしていました。

これはあまり一般的な転職の本には書いてありませんが、キャリアアドバイザーも一人の人間です。
当然、丁寧な対応をすれば嬉しいですし、逆に失礼な言動があれば気分を悪くすると思います。

例えば、電話やメールのレスもなるべく早く返す、日程調整をお願いするときも丁寧に頼む、職務経歴書の修正など言われたこともすぐに対応するなど、相手に対して敬意を持って接することで、キャリアアドバイザーからの評価も高くなると思います。

また、このような行動を続けていれば、「仕事ができる人材」であることのさりげないアピールにもなります。
職務経歴書や履歴書には載らない要素ですが、「物腰は丁寧、対応も早くて的確」というのは、できるビジネスマンだと思わせる重要なポイントですし、もしキャリアアドバイザーからそれを企業に口添えしてもらえたら、最高の後押しになると思います。

キャリアアドバイザーも人の子ですので、人間的に応援したい候補者と、そうではない候補者が出てくるのは仕方ないと思います。
(これは、前回の転職時にとてもお世話になったキャリアアドバイザーからハッキリと言われました。)
応援したくなるような候補者を演じることで、他の候補者との差別化になると思います。

3 まとめ

・転職エージェント内でも選考が行われ、候補者がふるいにかけられる
・キャリアアドバイザーから評価してもらい、先のステップに進むためには、以下の三点が大事
①面接で聞かれることについて、アドバイザーとの面談前にしっかり準備しておく
②建前と本音を使い分ける(前向きな転職理由を考えておく)
③キャリアアドバイザーをお客様だと思って接する

特に、③はぜひ試していただきたいと思います。
私は40歳の転職で、これを実践したことが功を奏しました。

今の会社に入社した後で、人事の人間と飲みに行った時に聞いたのですが、書類選考の段階では、他の候補者と比べて私の評価は高くなかったということです。
入社した人にそんなこと言わないで欲しいですよね…(笑)

ですが、担当のキャリアアドバイザーが私について「レスポンスがとても早く、対応も的確で、人間的にも評価できる」というコメントをして、それを聞いた人事課長がぜひ会ってみたいと言ったことから、面接が決まったということでした。

おそらく、ほとんどの方はキャリアアドバイザーと接する際にも、会社でお客さんと接するように節度を持って対応していると思いますが、それを一歩進めて最上級のお客様だと思い、できる限りのことを行うことで、他の人から一歩抜き出た評価を受けることができると思います。

それも含めて、キャリアアドバイザーとの面談前からしっかりと準備をしておくのが大事だと思います。
普通の人はあまりやらないことだと思いますが、キャリアアドバイザーを味方につけて転職活動を有利に進めるためにも、ぜひ試してみてください!

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